YOUTURNを通じて、2020年に株式会社スカイディスクへの移住転職を果たしたお二人。 スタートアップの成長フェーズには、守備範囲広く立ち回るキープレイヤーの存在が欠かせません。  

スカイディスクであれば近藤さんのインフラエンジニア経験を活かしながら最新のAIもキャッチアップできる魅力的な環境がありました。

セールスの伊原さんは過去の上場経験から、更にアーリーステージのスタートアップで会社を作っていけるようなキャリア形成を求めており、同社はぴったりの環境でした。

スカイディスクCEOの内村さんとコアメンバーであるお二人に、互いの第一印象や3年前を振り返って今思うこと、今後のスカイディスクでキャリアを紡いでいくことの意義についてお話を伺いました。

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スピーカー:
内村 安里さん(株式会社スカイディスク 代表取締役 CEO)
伊原 栄輔さん(株式会社スカイディスク DX事業部 フィールドセールスチーム マネージャー)
近藤 憲児さん(株式会社スカイディスク DX事業部 AIエンジン開発チーム テックリード)

スカイディスクCEOの内村さんと、移住転職をした2人。互いの第一印象とは


――代表の内村さんから、お二人の最初の印象をお聞かせください。伊原さん(DX事業部 フィールドセールスチーム マネージャー)の第一印象はいかがでしたか。  

内村:伊原の前職での上場経験は、スカイディスクにとってもプラスになるだろうなと感じました。ただ、どちらかと言うとリアクションは薄めで、面接時は話が響いているのかよく分からず掴みどころがなかったイメージがありますが(笑)。動じない雰囲気を持っていました。  

伊原:内村や畑村(DX事業部 マーケティングチーム マネージャー)との面接では「こういう人達と共に働けるのは面白そうだな」と率直に思いました。

内村は波瀾万丈なキャリアを経て、スカイディスクの代表となっています。自分がなにかしら内村の助けになれれば、との思いが生まれ、スカイディスクに入ってチャレンジしてみたい、一緒に上場まで目指したいと感じました。

ありのままを包み隠さず話してもらえたことも好印象でした。ファイナンス面の内情や、これから会社を立て直していくことも含め、ストレートに話してもらえたことで状況を認識でき、とても共感できましたね。

内村:いざ入社してみたら聞いてた話と違う、となるのが一番辛いじゃないですか。高い期待値で入ってきたのに、キャッシュが残り何ヶ月といった月次の数字をみて「ええっ? なんだか騙された」となるのは互いにとって良くない。だから、当時も今も変わらず全社員に毎月の決算の状況や残りのランウェイ等含めて率直に共有しています。

伊原:内村の「この会社を潰したら、九州のスタートアップ界隈全体が落ち込んでしまう。絶対にスカイディスクを潰しちゃダメだ。だから俺は全力でやるんだ」という言葉も印象的でした。

内村:その土地に根差したリアルとしての影響力は間違いなくあって、実際に自分たちが生まれ育った場所から「こんなグローバル企業が出るんだ」というインパクトは計り知れない。今でも私の中で大事にしたい部分です。

――近藤さん(DX事業部 AIエンジン開発チーム テックリード)との対話は、どのような印象でしたか。

内村:当時は実証実験をメインに取り組んでいるメンバーがほとんど。近藤が持つ「SEからAIエンジニアに転身したい」という意欲を感じたことは大きいです。

SE経験がある方が、AIを用いた「サービス」として成立させていくことまで考えられると思いますから。近藤の持つバックグラウンドは、私からすると願ったり叶ったりでした。

近藤:最初は畑村との面接だったのですが、一次面接の段階から「率直に言って、今の財務状況は安心してもらえるものではないです。それでもいいですか?」との話があったんですよね。

入社を決めた後にも内村から「本当にいいですか?」と確認があって。そうやって包み隠さず伝えてもらえたのは、有難いなと思います。

当時、私は転職においてスキルを売っている感覚だったんです。けれど、AI分野での実務経験はない。どこも書類選考で落とされる印象がありました。SEのスキルで売っているから当然なんですが、スキルに引っ張られるんですよね。

でも唯一スカイディスクから、SEの側面だけでなく、AIエンジニアとして何をしていきたいのか喋る時間を2時間ももらえたんです。何より嬉しかったですね。

3年前を振り返って今思うこと。「やらなかった後悔」だけはしたくなかった


ーーYOUTURNは、スカイディスクに入社されて間もない頃にもお二人のお話を伺っています。近藤さんは、キャリアを選択する中で葛藤があったと。当時のご自身の思いを今振り返って、どのように感じますか。

伊原さん・近藤さんの「移住転職ストーリー」はこちら:
東京で大手企業とベンチャーを経験。先が見えないコロナ渦で決めた福岡への移住転職
「人生で一度はやりたい仕事に挑戦したい」キャリアチェンジを後押しした言葉


近藤:当時は「安定」と「やりたい仕事」との間で、葛藤がありました。あのタイミングで変化をしなければ、自分はインフラエンジニア、〇〇エンジニアといったAIと関わらないキャリアを歩んでいたはずです。

それはそれで幸せなのかも知れませんが、最終的に決め手になったのは「チャレンジしなかった後悔はないようにしたい」という気持ち。

思い切りチャレンジした結果、今思い返してもいい選択をしたなと感じます。もし同じような悩みを持っている方がいたら、「やらなかった」後悔が後から出てくるならば、やっておいた方がいいんじゃない?とアドバイスしたいですね。

ーー伊原さんからは当時、「この先が見えないからこそ、今やるべきことをしっかりやる」という思いをお聞かせいただきました。ソリューションからプロダクトへと、売るものが変わっていく中で、この言葉はどのように熟成されていきましたか。

伊原:例えば3年前には、ほとんどの人がChatGPTを知らなかったように、時代に合わせて売り物も技術も変わります。でも、人とのコミュニケーションによって価値を伝えたり課題を引き出したり、人間が関わる以上は同じなのかなと。

そういう意味では、ソリューションからプロダクトになったとしても、僕が提供するものや大事にしていることは変わらないと思っています。

最適ワークス※も、今後どんな成長を遂げるのか、すごくチャレンジングで面白いなと。「既に100万ユーザーいます!」というプロダクトよりも、まだ100ユーザーで、「ここから1,000、1万ユーザーにしていきます!」というフェーズの方が、経験の密度が高い。

僕にとってはその方がワクワクするんです。入社当時も今も、変わらない部分ですね。
最適ワークス……スカイディスクが開発・提供する製造業向け生産計画DX SaaS

 

スカイディスクは“ちゃんとスタートアップをしている”


――入社当時から変わらない「スカイディスクのアイデンティティ」があるとすれば、お二人の中ではどのように位置づけていますか。

近藤:スキルを売っていたものから事業を作っていく方向へと自分自身の変化もありますが、「ちゃんとスタートアップをしている」、常に前に進んでいるという感覚がありますね。

必要なことを言われるまで待つ態度では許されない。問題があれば整理し、アクションを考え着実に進めるという点は、入社当時から一貫して評価されているなと思います。


伊原:僕が日々感じるのはフラットな雰囲気です。長くいるにつれ、組織への依存やだらけてしまう部分も出てきそうなものですが、スカイディスクでは不思議と入社当時の新鮮さが残っていて。

どこの組織でも何年か経つと、派閥であったり体制やチームにパワーバランスができたりすると思うのですが、スカイディスクはチーム単位で眺めてもみんながフラット。

シンプルに必要なことを発言して、必要な仕事を進めているという感覚は、他ではなかなか見られないアイデンティティではないでしょうか。


――それでは逆に、入社当時と比べて「ここは変わったな」と思う部分はありますか。

近藤:こぢんまりと作っていた体制だったものが、今では「組織」になってきたなと強く感じます。チームマネジメントしかり、必要なことやケアすべき部分も変わってきました。それに伴い、私自身も変わらなければという自覚が芽生えました。

もう入社当時の乱暴な仕事の仕方では事業が進んでいかないので。組織として事業を作っているんだ、と実感できるようになりましたね。


伊原:取捨選択が進んできた気がします。プロダクトにしてもソリューションにしてもそうですが、組織としての方向性がよりまとまってきた感覚がありますね。ベクトルが定まってきたからこそ今後やるべきことが山のように見えてきて、何をどれからやるべきか、さらに取捨選択していく必要が出てきました。

 

2人がスカイディスクにもたらしたもの。キャリア×環境の掛け算こそ重要


――入社から3年が経った今、内村さんから見て、それぞれがスカイディスクにもたらしてくれたものは何だと言えそうですか。


内村:伊原はやはり、スタートアップというものをよく理解しているように思います。この環境下では、壁にぶち当たっては軌道修正を繰り返していくようなカオスな状況。

その都度どうやって乗り越えていくかといったモチベーションと推進力が大事になってきます。そうした意味で、彼はスタートアップにおいて特に重要な資質を持ち合わせているなと。

近藤は、「AIをサービスとして使う」ことを追及してくれているのが大きいです。一定レベルのエンジニアであれば、「具体的にこういう課題があり、解決するものを作ってほしい」と言われれば、知り得る技術でソリューション案を出すことはできる。

でも、サービスとしてどう作るか。いかに拡張させていくか。単純なソフトウェアやAIの知識だけでできることではありません。AIを駆使したサービスというのは、まだまだ世の中に少ないからです。

AIエンジニア未経験でジョインした近藤がそれを考えてくれて、とても重要な役割を担ってくれていると感じます。


ーーお二人は今やスカイディスクのコア人材ということですね。最後に、今後のスカイディスクでキャリアを積むことの意義について、お考えをお聞かせください。


内村:レジュメに書かれているような「職種×経験年数」で判断され内定がもらえるのは、三十くらいまでだと思っています。この職種を何年経験したという話よりも、どういう環境で経験したのか。「職種×経験年数」だけでなく「×環境」が大事になる。

今なおスカイディスクでチャレンジを続けてくれているメンバーには、0からプロダクトを作り出そうと奮闘してきた土台があります。最適ワークスも着実に形になりつつありますが、当然売り上げもまだまだ成長させていかなければなりません。

この環境下で培う経験は、すごく稀有なものになると思っています。事業が成功すればもちろん報酬として還元されるだろうし、ストックオプションなどのメリットも出てくる。でも、それだけではないはずです。

ここにいる2人やスカイディスクのメンバーが日々試行錯誤しチャレンジしていることは、結果的に成功しようが失敗しようが、貴重なキャリアとして積み重ねていけるものだと確信しています。

さらに事業を成功させることができれば、ドラが乗るわけで。そういう環境がスカイディスクにはあります。事業の成功は、私一人で作れるわけではない。

これから加わるメンバーも含めて全員で、大きな社会的意義のある課題に立ち向かうこの経験は、それぞれの人生においても大きな意味のある時間になるのではないかと感じます。



<編集後記>

新たなメンバーも続々と加わり、事業も組織も力強い成長を続けるスカイディスク。移住転職によってキャリアを切り拓いた伊原さん・近藤さんのお話からは、葛藤の末にチャレンジを選んだからこそ彼らが手に入れた、確かな手ごたえが伝わってきました。

スカイディスクを率いる内村さんが立てる旗印のもとに集うチャレンジャーたち。そこには、挑戦した人だけがたどり着ける境地が広がっています。

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著者プロフィール

YOUTURN編集部
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